GP赤道儀

出典: STARBOOK WIKI

目次

注意
本稿のオリジナルは2006年に執筆されたものです。
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概要

ビクセンの中核的存在の小型赤道儀。(屈折望遠鏡や20cm反射望遠鏡まで対応)

この赤道儀は、天文を趣味としている人の中では、間違いなく一番多く使われていると思う。また、ハイアマチュアの方でも手軽な赤道儀として使われているようである。グレートポラリスの略でGPと呼ぶ。以前は、スーパーポラリス(SP)というシリーズがあったが、それの後継にあたる。

コストパフォーマンスの高い赤道儀といっても良い。この価格でこの性能は、納得できる。最近は、SXが登場し洗練されたスタイルとコンピュータ制御標準装備が主流になりつつあるが、古典的な格好がまさに天体望遠鏡を感じさせてくれるGP系赤道儀である。

またモーター内蔵ではなく外付けなので、本体の構造も無理がなく結果としてトラブルが少ないと言える。

スカイセンサー2000PC

コンピュータ内蔵のコントローラにより、天体の自動導入を実現するシステム。現在、製造中止(SXカラーが100台限定で販売されている)。最新のものは、スカイセンサー2000PC(Ver2.10)でMT-4モーターを使用している。駆動モーターがDCサーボモーターなので、不満を持つユーザーもいるが、対恒星時1200倍の高速導入は見ていても驚きのスピードである。もちろんPCからの遠隔操作や、オートガイダー端子を持っているので、オートガイドにも対応する。SXのスターブックの原型。スターブックの中身には、SS2000の回路が多く使われているようです。 


購入ガイド

バリエーション

GPD2

現在販売されているバージョン。色がSXカラーに統一された。性能は、GPDに同じ。

GP2

現在販売されているバージョン。色がSXカラーに統一された。性能は、GPEに同じ。

GP2ガイドパック

現在販売されているバージョン。色がSXカラーに統一された。性能は、GPガイドパックに同じ。

GPD(生産終了)

搭載重量10kgを誇る。GPEに比べ精度・強度・耐久性・安定性がグレードアップされている。

GP(生産終了)

搭載重量7kg。赤経・赤緯全周微動。元祖アリ型アリ溝を使った望遠鏡の取り付け。GPEは極軸望遠鏡のないモデル

GPガイドパック(生産終了)

GPの赤経軸を利用した星野撮影専用小型赤道儀。三脚、モータードライブ標準装備。

GPX(生産終了)

C11を載せるために軸受けをメタルに変更したGPD強化モデルで搭載重量13kgを誇る。


オプション

アルミ三脚

HAL110,AL130。GPDには、HAL110がお勧め。

モータードライブ装置

一軸モータードライブ・SMセット、二軸モータードライブ・D2Mセット

極軸望遠鏡

GPEは、オプション。

必須アイテム

三脚

購入時に同時注文しましょう。

極軸望遠鏡

GPE購入の際には、同時注文しましょう。

モータードライブ装置

D2Mがお勧め。スカイセンサーもお勧め。

電源

モータードライブ付属は、単1乾電池8個を使うようになっていますが、一晩使うには頼りないので、バッテリーは必須です。また、100V電源が取れる場所では、ACアダプターが便利。

あると便利なもの

マルチプレート

複数の機器を搭載するためのプレートです。アルミ板加工で自作も可能です。

アリ溝プレート

本体アリ型に取り付けるプレート。量販店やAD-VIXで入手可能[1]

スカイセンサー

在庫がある場合購入が可能です。少し高価ですが、あれば便利間違いなし。

ピラー脚

自宅に据え付ける場合便利です。AD-VIXで販売されています。

AGA-1

オートガイド装置。CCDカメラとモニタが必要です。スカイセンサーまたはD2M(改造が必要)に接続してオートガイド行います。高価な冷却CCDの1/5程度の出費でそろえられます。カメラレンズや短焦点望遠鏡のガイドには十分の性能を持っています。


設置と運用

  • 水平出しを行うこと。
  • バランス確保を正確に。赤経・赤緯方向のバランスを慎重に合わせます。
  • 極軸調整(日時、観測場所経度)望遠鏡を水平にして合わせますが、日時によっては、搭載望遠鏡がじゃまになり設定出来ません。

そのような場合には、一端望遠鏡を外して調整してください。ただし、調整後望遠鏡を搭載したことにより、若干のずれが生じます。この場合は、実際星をガイドして方向・高度の微修正を行います。

  • ケーブル類は、なるだけ束ねてじゃまにならないようにしよう。

各種操作

赤緯軸の季節毎の取り付け位置変更

極軸調整でもふれたように、日時によっては望遠鏡を搭載したまま極軸が合わせられません。それを回避するため、季節毎に赤緯体を90度ずらして取り付けます。これにより、苦手な日時を回避することが出来ます。

クランプはあまり強く締めない

クランプは、ぎゅーと締めないように気を付けましょう。

各ネジはきつく締めましょう

三脚や、赤道儀取り付けネジなどは、極力きつく締めます。これにより、振動を押さえガイドエラーを無くします。

調整とメンテナンス

極軸望遠鏡の調整

極軸に対して正確に取り付けられているかを確認し、調整ネジで調整します。精度が悪いと極軸望遠鏡を使って設定してもガイドエラーとなります。具体には、地上の対象を極軸望遠鏡に導入します。そして、赤経軸を東に倒した見え方と西に倒した見え方で変化があればずれていることになります。このずれが無くなるように、調整ネジで調整を行います[2]


バックラッシュの調整

ウォームギアの固定金具の押しネジ引きネジで、回転の遊びと堅さを調整。遊びがあまり大きいと操作していて不自然な動きをします。

保管時

保管時は、クランプをゆるめること。

GP赤道儀FAQ

脚注

  1. 現在はAD-VIXによる直販が終了し、代わりにビクセンマーケティングが取り扱っているとの事。
  2. 極軸を合わせてガイドしてもエラーが出る場合に確認してください。


関連項目

外部リンク